こんにちは、ながいです!
今回は、2021年公開、細田守監督の『竜とそばかすの姫』について書いていきます。
こんにちは、ながいです!
今回は、2021年公開、細田守監督の『竜とそばかすの姫』について書いていきます。
まず言っておきたいのは、ぼくはこの作品が大好きということ。ただ、レビューではかなり批判的な意見も多いんですよね。
今回は、批判的なレビューでは全く触れられていなかった、『竜とそばかすの姫』を面白く観られる方法を、ぼくなりの視点でお伝えしていきます。
みなさんは、『竜とそばかすの姫』が本当に見せたいストーリーはたったひとつであるということに気づきましたか?
『竜とそばかすの姫』酷評の理由
前段として、どのような批判的な意見があったかについて触れていきたいと思います。
ざっくりまとめると、そもそもの脚本やストーリー、社会問題的なことへの描き方への批判が多いようでした。
・鈴がUの世界で歌手として有名になっていく過程がない
・高校生の鈴が竜をひとりで助けに行かせるのはどうなの
・鈴が素顔を晒すシーンが、匿名でいられる場所を否定することになるのでは
などなど。
その場面を切り取ると、確かにその通り。
同じように感じた方は多いかもしれません。
『竜とそばかすの姫』が描いているたった一つのこと
ぼくがこの作品を観て感じたのは、たった1つのことしか描いていないと言うこと。
それは、鈴と、亡くなった鈴の母、その二人の「母娘の物語」でしかないと言うことです。
物語の序盤に、自室にこもって鈴が、亡くなった母親への恨みつらみを書き殴るシーンがあります。
「お母さんはなぜ、私を置いて川に入ったのか」
「なぜ、私と生きるより、名前も知らないその子を助けることを選んだのか」
「なぜ、私は一人ぼっちなのか」
『竜とそばかすの姫』は、この「なぜ」に対する答えがわかるっていう物語なんです。
批判レビューで挙げられていたことを含む、他の登場人物や出来事は、この真実に気づくための材料にすぎないっていう風にぼくは思ったんです。
『竜とそばかすの姫』おもしろいよ
死んでしまったお母さんとのことなので、答えが分かるって、すごく難しいですよね。
でもこれが、最終的に「そういうことだったんだ…!」と分かるような仕掛けになっているんです。
主人公と他の登場人物との関わりも、そういう風に思って観ると、この映画はすごくおもしろいと思います。
一度観たけどつまらなかった人には、ぜひ今回の話を思い出しつつ、もう一度『竜とそばかすの姫』を観ていただきたい!
次回、ぼくが実際に『竜とそばかすの姫』をどう観たかを具体的にしてUP予定です。
ではでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!
動画版はこちらからご覧いただけます↓↓
(ぼくが顔出しで喋ってます^^)